株式会社マルホ


木材用語集



板目(いため)
左図のAのような木取りを「板目取り」と呼び、この時、幅の広い材面に現れる木目を「板目(いため)」と呼ぶ。
ここで、板の樹皮側の面を木表(きおもて)、髄側の面を木裏(きうら)と呼んで区別する。
板目取りの木は生材の場合、乾燥に伴い収縮率の違いから木表側に反る傾向にある。
ここで重要なのは、同じ厚さの板を製材する場合、髄に近い部分から製材すると髄に近い板の方が反り易いということ。木表側と木裏側の年輪差が大きくなることに加え髄周辺部分は未成熟部分(樹種や生育環境により差があるがおおよそ10〜15年)でありミクロフィブリルと呼ばれる組織構造の傾斜が緩く膜の薄い細胞から構成されている。この為、材質は不安定な可能性が高く、反りや曲りが出易く強度的にも不安定になる。
髄に近い部分の製品は節は小さく出にくくなるが小割り製品や板類はなるべく外側から製材された製品の方が安定した品質のものが出来上がる。

※ 潟}ルホの小割り製品は側取り製品です。














異方性(いほうせい)

木を木材製品として利用するにあたり木材の「異方性(いほうせい)」は無視できない大きな木の特徴である。


「異方性」とは木材を構成する組織や細胞の配列により方向によって性質が異なることを言い「収縮の異方性」と「強度の異方性」に大きく分かれる。


実大材では断面が大きく繊維走行の乱れや節など様々な要因が影響するため一概に判断し難いが、左図での接線方向、半径方向、繊維方向の3つの方向で木材は収縮率や強度的性質が大きく異なる。
この事を十分考慮して木材は製材、乾燥、加工、利用を行わなければならない。


収縮の異方性」は細胞組織の配列と水分の出入りの関係で接線方向の収縮が半径方向や繊維方向に比べて大きなものとなっている。木材の収縮は自由水が蒸発しきった状態である繊維飽和点(含水率25〜35%)を下回る頃からはじまる。これから木材の収縮がはじまることとなり、収縮率(含水率1%減でどの程度収縮するかの度合)のおおよその目安として接線方向:半径方向:繊維方向=10:5:0.5となっている。
だだし、この目安は実大材とは異なるケースが多く、樹種や目合い、あて(陽疾)等、様々な要因でかなりの個体差が出るので参考程度に使用する事が好ましい。特にあて(陽疾)部分は繊維方向への収縮が大きく出ることがある。


強度の異方性」は繊維方向の「縦方向」とそれに直行する(半径、接線)方向の「横方向」で大きく分けられる。木材は仮道管や組織の配列の関係から縦方向での強度が強いこととなり木材を柱として使用する場合は縦方向、梁や桁で使用する場合は繊維方向に対して垂直な横方向からの荷重が加わることになる。



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