株式会社マルホ


木材用語集



柾目(まさめ)
「板目(いため)」の項を参照

間柱(まばしら)
「間柱」とは木造住宅や軽量鉄骨建築物の柱と柱の間に柱と平行に取り付ける部材であり、主に壁材を受ける役目をしている。木造の場合、真壁・大壁用の石膏ボード、合板、ベニヤ板などが張られる。伝統構法の土壁には用いられない。この他に電気設備のコンセント、スイッチ用のボックスの取り付け下地にも間接的に利用される。樹種としては杉やホワイトウッド、米松、桧、LVLなど様々なものがある。


無垢材の間柱の中では側取りの板目取りの製材品がその使用方法から良しとされてきた。その理由としては例え乾燥により多少曲がっても壁面に影響する方向には曲がらないとの理由からである。近年は乾燥材の間柱を採用するケースの増加とコストダウンと生産性を追求する影響により芯部分が混入した間柱の使用も増えている。乾燥材のため変形は少ないであろうが、できれば、無垢で側取りの板目取りの間柱を採用する方が木材を扱う者としては安心である。

松脂(まつやに)
「松脂(松ヤニ)」とは天然の樹脂成分のひとつで特有の芳香があり、主成分はテレビン油、ロジンである。成分の比率は、採取するマツの品種によって違いがある。弊社で扱っている米松にも含まれており木材の色や耐久性を決める重要な抽出成分のひとつでもある。松ヤニから加工、精製される製品は主にインキ用樹脂、合成ゴム用乳化剤、製紙用サイズ剤(にじみ止め)、滑り止めや香料、食品、薬品など様々である。また、地中に埋没し、長い年月により固化したものは琥珀(コハク)と呼ばれる宝石になる。


米松にも多く含まれる松脂(松ヤニ)は、粘性が強く洋服などに着くとなかなか取れず、日常生活においては厄介者扱いされることが多い。また松系の木材製品からはこの松ヤニがにじみ出てくることがありこの除去方法をよく聞かれることがある。樹脂成分が多い場合は、これが無くなるまでにじみ出てくる場合もあり、ひたすら待つしかないというのが現実であるが、にじみ出た松ヤニは消毒用エタノールを使用して比較的綺麗に取り除くことができる。以下に数種類の方法で松ヤニの除去を実験してみたので参考にしてみてもらいたい。




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