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木材用語集



タンニン
木材で言うタンニンとは通常どの木材や植物にも含まれる色素で、アクとか渋と呼ばれるものがそうである。木材に沢山の水分が含まれている状態では、この水分のなかにタンニンが溶けた状態で木材の中に溜まっている。木材の水分が乾燥と共に抜け出す際にタンニンも木口などから抜け出し、この際、その部分が黒ずんでくる状態になる。タンニンの特性とはポリフェノールの重合体で抗酸化性や抗菌、静菌作用、抗ウイルス作用や消臭作用を示す。植物でいえばお茶や渋柿などにも含まれている人体には無害の成分である。日本でも、昔は柿木の柿渋を取り出して木材保護塗料として使用していたこともあり、また木材から白蟻やカビを防ぐ効果もあるため、タンニンの含有量が多ければ多いほど耐久性が高くなると言われている。⇒アクの項も参照


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